税務調査で受ける場合に手強い調査官だと見分ける3つのポイント

こんにちは、矢駒(@chibayakoma)です。

税務署勤務時代に、同僚に調査LOVEな職員はたくさんいました。

本当に四六時中税務調査を考えているので、天職に出会えて素晴らしいなと感心してました。

税務調査が好きな職員は、税務調査をするのも得意です。

世間での税務調査は強引な手法を思い浮かべますが、実際には真逆で、優秀な職員ほど丁寧かつ論理的に行動します。

世間のイメージと唯一合っているのは、脱税は絶対に許さない生き物であること。

そんな嫌われ者の税務署職員について、ご紹介します。


言葉使いが丁寧な職員ほど優秀な調査官

税務調査をする職員って、怒鳴りちらすイメージがありますよね。

ただ、そのイメージ、古いです。古すぎます。

優秀な調査担当者ほど、言葉使いは非常に丁寧です。

言葉が丁寧なのは、ちゃんとした理由があります。

それは、言葉使いなんかで、調査を中断させたくないからです。

税務調査1件するにも最低数日間、調査日数が必要です。

1千万円、1億円の追徴課税をする事案であれば、連日残業をし、調べ上げて調査をします。

苦労して苦労した結果として脱税者を捕まえた瞬間が、調査官にとっての至福の瞬間。

ご褒美を邪魔されるのは誰でも嫌ですよね。

調査官も、脱税犯を捕まえるチャンスを、タメ口が原因の苦情でフイにしたくありません。

なので言葉使いで揚げ足を取られないよう、注意しています。


調査官は裁判で勝つことを想定して調査をする

世間一般のイメージとは違いますが、税務署が強引に税金を回収することはありません。

少なくても、法律に則って税金を徴収します。

もちろん納税者の立場としては、税務署の指導内容に納得出来ない場合もあります。

調査内容に不服がある場合、納税者は不服申立て制度を利用して、税務署の判断が適正かどうかの判断を仰ぐことができます。

(税務署の場合には、再調査の請求といいます)

不服申立て制度は、国税不服審判所が税務署側の調査方法の不備や税金を徴収した正当性を、論理的に調べます。

仮に税務署が無理やり税金を徴収しても、法律的に違法であれば調査結果が覆ることはあります。

調査結果が覆るのは、調査官にとって屈辱的な出来事。

税務調査に命をかけている調査官で、あれば尚更です。

自分の誇りにかけて、裁判で争いが起こっても絶対負けないために、調査官は論理的に税務調査を行います。


手強そうな調査官は雰囲気で察知できる

嘘みたいな話ですが、百戦錬磨の調査官は雰囲気が違います。

目つきなどもそうですが、

  • ・見た目
  • ・仕草
  • ・こちらの話を聞く姿勢

税務調査をするにあたっては、常にどれからでも情報を仕入れる状態で調査をします。

もちろん、温和そうな職員もいますが、それで油断するのはダメな脱税犯

人を見下す行為は、相手にスキを見せるのと同じです。

調査官は、脱税の糸口がみえるなら、見下してくれたほうが喜びます。

ちなみに、調査をする職員のオールバック率は高いです。

若手職員ほど顕著で、「今日は調査に行くのかな?」と部内でもわかるくらい違いがありました。


税務調査は面倒だけど怖くはない

ほとんどの人は、税務調査を受けた経験は無いと思います。

税務調査を受けることに、メリットはありませんので無いに越したことはありません。

正しく申告している人からすれば、税務調査は時間の無駄ですので。

もし、税務署から税務調査の連絡があっても、必要以上に怖がる必要はありません。

税務調査の多くは、事実確認のために行います。

脱税工作をしていないければ、重加算税の対象になることはありません。

しかし、脱税工作をしていれば話は別。

税務署が意地なったら数ヶ月、1年と追いかけます。

体験した方は、是非脱税をしてみてください。

脱税の責任は一切を負いませんので、全て自己責任でお願いします。


参考にならない程度のご参考に…

2019-06-18 19:06:03

Writer:矢駒(ヤコマ)元税務署ブロガー兼ライター

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