BLAME!
の主人公「霧亥(キリイ)」が最初から持っている劇中でも最高の破壊力のこの武器は、
一度放たれるとあらゆる物を貫通しいて直進し、そして爆発すると言うとんでもない兵器です。
大体通常の出力の状態で撃ってもその破壊力はすさまじく、
都市構造体の中でも1番硬度が高く通常どんな破壊にも耐えられるとされる超構造体(メガストラクチャー)さえ破壊します。
しかもこの武器をなぜか主人公の「霧亥」は、最初から持っているのです。
果たしてそれはなんでなのかは、読み進めてるとなんとなく分かるのですが如何せんご本人「霧亥」さんの
一切説明する気のない無口加減。と言うか今までここまで無口な主人公がいたでしょうか?
まぁそれはそれとして劇中に登場する最強の兵器「重力子放射線射出装置」についてです。
劇中最強の武器、上位セーフガードのみが許され利用できるとんでもない兵器。
実際の名前は
「第一種臨界不測兵器 重力子放射線射出装置」
舌を噛みそうなこの武器は、とにかくとんでもない破壊力です。
一度使われてしまえば、都市構造体を円形に数十キロメートルに及び穴を開け、
その後大爆発を起こす。
禁則解除状態で利用すれば都市構造体の破壊は数十キロメートルから数百数千メートルになり
破壊範囲も広がります。
ただし、重力子放射線射出装置を使う人間の電力をガッツリと持って行ってしまうようで
時々、「霧亥」も気絶したり、電気が足らなくなって充電したりしています。
BLAME!の劇中で、すでに都市構造物は遠い遠い衛星もそして惑星さえも取り込んでしまっているようですので
その広さはとんでもないものです。
ネットスフィアに接続する正規ユーザがいなくなったことから、建設者による無作為な都市の増殖が止まらず
カオスが広がっていきます。
私は「月を完全に取り込んだ」ぐらいだと思っていたんですが、いえいえ
木星の軌道まで、都市の建造物が増殖しているようです。
半端ないですね。
ここで地球の重力ではどうしようも無いんじゃ無いのとと言うのは容易に予想できます。
色々この「重力子放射線射出装置」はどんな仕組みなんだという考察はあるのですが
例えば、小型ブラックホールを射出しているとか・・・それはそれで恐ろしいですが。
私がなるほどと思ったのは
そもそも地球の重力、木星の軌道上まで伸びている構造物がちゃんとした重力の状態にあるようには思えません。
なので都市構造物は特に超構造体は重力の発生や操作もしているのではないかと言う物です。
都市構造体が重力コントロールすることでバランスを取っているところに
この「重力子放射線射出装置」を使うと、
都市構造体が、その形を維持するためにしている重力場コントロールを一直線上に破壊し、崩壊させるとんでもない代物。
この説はなるほどなぁと思いました。
さてさて、
漫画を読むと言うよりは、見る眺めるに近いような作品だと思います。
とにかく淡々と主人公がとんでもなく広い世界を歩き回るって話です。
おぬぬめです。
また、説明台詞の少なさやそもそも主人公がこれでもかと無口なとことから
無駄な説明なんて一切いらないでしょう?と言う感じのパワーを感じます。