思えばなんで独立開業したのかを考えるとすさまじく記憶が遠い。
もう、すでに独立して10年以上が経過してしまい、どんどんその当時の記憶はなくなりつつある。
結構、記憶とはいい加減なものである。
最初のきっかけは、「そもそもとして」の計画があったことだったかと記憶している。
とりあえずいい感じの年数をサラリーマンとして過ごしたら、独立しようと考えていた。
で、その良き年数の時に
会社が分断される二つに分かれる的な話が飛び込んできた。
あぁこれはある意味チャンスだなと。
私はどちらの会社に行くのも拒否し、サラリーマン時代を終了とした。
個人事業主を始めるにあたり色々本も読んで勉強はしたのだが
税務署に紙一枚出せば完了ですと言うあっけなさに驚いた。
個人事業主会廃業届と呼ばれる紙に必要事項を書いて出せばよいのである。非常に簡便である。
しかも、控えが欲しいなら自分でコピーしたものも持参しろという若干のけち臭さ。
例の開廃業の書類。一枚だけで 開業も廃業もできる優れもの。
そんなことは知らなかったので「コピー機ありますか?」と言うと
最寄りのコンビニを紹介された。
有料でもコピー機置いておけばいいのに。そんなことを思った。
あっという間に個人事業主は終わりを告げた。
個人事業主は結局一年だった。
その後、株式会社に組織変更を実施した。理由は色々であるが
一番は融資の問題と契約の問題である。
取引先は簡単に「口座を開いてくれない」要するにお金のやりとりが発生する契約をしてくれない。
そこで社会的に信用が高い(今はどうなのか…)株式会社へ組織変更することになったのであった。
株式会社の場合はまぁ開業がめんどうくさい。
とにかく最初に登場する書類が多い。
特に大変なのは会社の法律「定款」を決定する事であろう。
ある程度ひな型があるにしろ大変。
よければ行政書士さんに頼むのがよい。間違うと何回も通うことになるよりも頼んだほうが圧倒的に楽である。
もちろん全然何もしなくていいというわけではないのでご容赦。本人しか取れない書類は取りに行かないといけない。
その後なんだかんだと事業は続いている
これからもがんばろうと思う。