人生はイメージ通りになる？なりたい自分を目指すのに必要な思考案

そもそも皆さん、人生は思い描いた通りになると思っていますか？

「ネガティブイメージを持つな！　なりたい自分の姿をイメージしろ！」

という考え方があります。

なりたい自分をイメージすれば、人は自然にそこに向かって行動するようになるのだそう。

確かに一理あると思います。イメージトレーニングの効果は、侮れないと思います。

では、なりたい自分を必死にイメージすれば、本当に人生は思い描いた通りになるのでしょうか？

この記事では、「こんな考え方もあるよ」という、ひとつの考え方をお伝えします。

「自分らしく生きるにはどうしたらいいの？」と悩める方の参考になれば幸いです！

【お断り】

この記事は、決して本来のイメージトレーニングの効果を否定するものではありません。効果の有無は、活用法によるのだと思います。

恋愛成就を強くイメージした女性の例

以前、知り合いだった女性が、

「好きな人がいる。その人とうまくいくイメージを強く自分にインプットしている」

と話していました。

なるほど。「強くイメージした通りになる」のなら「失恋しちゃうかも」と後ろ向き思考でいてはいけないですよね。

でも両想いになっていないのに、強く強く両想いになる状態をイメージしていると、

「思い込み激しくて、怖い人」

になる可能性も高いです。

もしも自分が、まったく好きでもない異性に恋心を抱かれ、勝手にラブラブ付き合っているイメージを強く強く持たれたとしたら……、

「うれしい！」と思うより、「うわー！　怖い！」と感じてしまいます。

でも、これが、こちらも「いいな」と思っている相手だったらすごくうれしい。

恋愛とは、人の想いとは、勝手なものですね。

さて、ところでその後、恋愛はうまくいったでしょうか？

……ダメだったそうです。

「うまくいくイメージをインプットしすぎて、それを抜くのが大変」

と話していました。

目標を考えるのをやめた理由

実は、目標をたてるのが苦手です。正確には、先のことを考えるのが苦手です。

幼稚園生のころ、「大人になったら、なにになりたい？」と質問され、大人になった自分がイメージできず、なにも答えられなくて親に怒られました。

なぜ子供らしく無邪気に「お嫁さんになりたい！」とか「ケーキ屋さんになりたい！」とか、答えられなかったのだろー。

ある時期、「やはり目標をたて、そこに向かうようにすることは大切なのではないか」と思い、年頭に「今年の目標」を考えるようにしていました。

ふんわりと「今年はこんな感じで！」と考えたこともあれば、細かく「仕事については××、プライベートについては●●」と考えていたこともありました。

しかし、プツリと目標をたてるのをやめてしまいました。たまに「目標は？」と聞かれると無理矢理答えますが、基本、「精一杯やるだけ」みたいな感じです。

もともと先のことを考えるのが苦手、でも先をイメージして目標をたてるようにしていたこともある、なのになぜ、それをやめてしまったのか？

自分なりにひたむきにやってきたこと、期待していたことが「まさかこんな展開になるとは！」ということを経験し、「いくら目標をたてたって、物事はなるようにしかならない」と思ってしまったからです。

「それは努力が足りないから」「イメージする力が弱かったから」といわれるかもしれませんけど。

予測不能の荒波の中で四苦八苦

そもそも私はWEBライターになろうと思っていませんでした。

しかし今後を模索していたときにクラウドソーシングを知り、WEBライターになりました。

そしてWEBライターになって実績ができれば、もっと順調に売り上げを伸ばしていけるものと思っていました。

でも思ったように、ぐんぐん伸びていけていません。

能力不足なだけかもしれないです。でも自分としては精一杯やってきたつもり。

悩んでいるところに、いろいろな問題も重なってくる。

荒波の中で、転覆しないよう、方向を間違わないよう、必死に舵を握り締めている気分です。

なんて予測不能なのでしょう！

そう、イメージしても、目標をたてても、私にとって先に何が起きるのかはコントロール不能。その都度、起きている状況に全力で対応しています。

こうでありたいモットーを考える

「物事は思ったようにはならない」と思いつつも、諦めているわけでも、目を背けているわけでもありません。

恐れず、挑戦は続けています。

しかし、やったことに対する過剰な期待はしないようにしています。

思ったようにならなくても、精一杯、誠意を持ってやったことは、すべて尊い経験です。

今までの自分を振り返り、自分の幸せは人との関わりの中から生まれるということに気付いています。

そして「伝える」ことは、私のライフワーク。

経験を通して感じたこと、学んだことを伝えていきたい。それが、もしも誰かの励ましや、笑顔につながれば、とってもとっても幸せです。

先をイメージできない私は、軸がぶれないように、こうでありたいモットーを持つことにしました。

イメージ通りになんてならないよ！と私のように考えている方は、こうでありたいモットーを考え、自分の気持ちを裏切らないように過ごされてみてはいかがでしょうか。

一瞬一瞬のつながりが時間になり、人生になっていく。

これからも誠実に、ユーモアを忘れず過ごしながら、精一杯の気持ちで発信していきます。

その想いのつながりが、どこに行きつくのか、予測不能、コントロール不能ですが(笑)

ちなみに私のモットーは、

「自分の世界を創り表現することと密接に関わり、仲間を作りながら、枠にとらわれずに生きていくこと」

文：樫村茉莉（かしむらまり）　 @Ruca_moon