私たちはモルガンに湿布を献上すべきではないだろうか～復刻Grandネロ祭2021によせて～

労わろう、年長者

「復刻:Grandネロ祭 ～2021 Early Summer～」でボックス周回に高難易度に大活躍のモルガン女王。私も助けてもらっていますが、彼女はアヴァロン・ル・フェを2017年も統治してきた、いわば年長者です。過酷な労働でボロボロになった御体を労わってこそ真のマスターではないでしょうか。

「湿布を貼ってあげたい」

「ブリテン異聞帯にはない人類の叡智で疲れを癒していただきたい」

そこで今回は「復刻:Grandネロ祭 ～2021 Early Summer～」で大活躍したモルガンのどこに湿布を貼ってあげるべきかを検証したいと思います。

カルデアにモルガンいるマスターもフレンドからモルガンを賜っているマスターも、ぜひ女王を労わるきっかけにしてください。

1.座るとは重労働なりや

麗しきモルガン女王のスキル使用モーションですが、なにか思い出しませんか？

そうです。

スクワットです。

「座ったまま」は楽ですが、「座って立つ」動きは重労働だとご存じでしょうか。

筋トレBIG3（これやっとけばいいんじゃないのとか言われているすごい筋トレ。全部キツイ）のひとつ、スクワット。その動きはつまるところ「椅子に座る気持ちで尻から落とし、上げる」に集約約されます。2分足らずで1セットが終わる3T周回で繰り返していたら膝も腰もまとめて下半身まるごとカムラン待ったなし。よりにもよってヒールをお召しになられているのでふくらはぎにも負荷がドン。

しかもモルガン女王は宝具でも玉座におわすほどの玉座好きです。このシーンの前後では直立しているので、モールドをキャメロットするたびにスクワットしていたことになりますね。

スクワットでは大殿筋（お尻）と大腿四頭筋（太ももの前側）を中心に下半身全体に激しく負荷がかかります。筋トレ素人がスクワットをおこなう場合、最初は1日10回から徐々に増やしていくのが良いといわれています。

2.女王の右腕はボロボロ

ネロ祭においてモルガンが担う役割は「クリティカル＆宝具アタッカー」です。クリティカル攻撃で道中の敵を撃破し、全体攻撃の宝具で3waveを一気に薙ぎ払う立ち回りが定番でしょう。

すべてのwaveを宝具で突破するパターンと比べクリアタイムの短縮が見込めるため、最近注目されている役割ですね。

さて、それでは最強のクリティカル攻撃であるBusterですが。

まず槍を持ち上げて。

2メートルを優に超える大槍を片手で振りかぶって、しかも振り下ろす。非常に危険な動作です。

特によろしくないのが最後のストップ動作。筋肉とは動く時だけでなく、慣性を無理やり止める時にも強烈な負荷がかかります。

「そんなにつらいものか？」そう思った方は身近にある長い棒（箒など）を実際に持って同じ動きをしてみてください。振り上げて、勢いよく振り下ろし、急に止める。この一連の動きだけで腕と肩に刺激が走るはずですよ。

しかもモルガン女王はArtsでは思いっきり槍を振っています。上から下への急なモーションで女王の上腕二頭筋が悲鳴をあげていることでしょう。

▲妖精だけでなく自身の前腕屈筋群をも虐げる女王モルガンの図

1回か2回ならサーヴァントの神秘でなんとかなるかもしれませんが、これはネロ祭です。10箱開けるのに覇者級を40回以上はクリアしなくてはならない戦場でその振りかぶりはあまりにも致命的。湿布をどうぞ。

3.どこまで御体をいじめれば気がすむのですか

「腕と下半身ぐらいかな」そんなものかと考えつつ検証を進めていた筆者に衝撃が走ります。

先ほどスクワット運動をしていると判明したスキル使用モーション、実はもう1種類違う動きがあったのです。

体幹ひねりです。

ピンとこない方はちょっと立ち上がって同じ動きをしてみてください。背筋を伸ばしたまま勢いよく体ごと後ろを向く。はい、背中と横っ腹に電気が走りましたね。

「ただ体をひねる」これだけでも意識しておこなえば立派なトレーニングになるのです。体幹ひねりはかの大ヒットフィットネスゲーム『リングフィットアドベンチャー』でも「バンザイツイスト」の名前でフィットネスとなっています。

反論の余地なし。トドメの湿布をどうぞ。

麗しきモルガン女王の過酷な労働実態を見てきました。その戦闘モーションを分析した結果、体の至るところに負担をかけていたことがわかりましたね。

そんなモルガン女王はネロ祭終了後、どれだけ湿布を貼るべきなのか。特に負荷がかかっている箇所を線で囲ってみたところ、以下のような図になりました。

うわ。

この湿布はマスターの罪の数です。突然降ってきたネロ祭に狂乱した結果、とある女王をここまで酷使してしまった。あまりにも大きな十字架を背負って我々はアヴァロン・ル・フェ後編に挑まなくてはなりません。

モルガンを採用しなかったマスターも同じです。たとえば足踏み運動でふくらはぎパンパンになっている蘆屋道満、選定の杖が松葉杖みたいな有様になっているキャストリア、その他いつものキャスター衆をこの機会にぜひ労わってあげてください。

それでは今回はこのへんで。ところでサーヴァントに湿布って効くんですか？ではまた。