世界はうるさいですよね。
静寂を得ようと思ったら、なかなか苦労します。
そして、世界中の空気を聞いてみたいと思いませんか?
ニューヨーク。トーキョー。ソウル。ジャカルタ。
そんな、世界の静寂が聞けるアプリが、4分33秒のアプリです。
町のざわめきやアパート内の深夜の静寂。
早朝の鳥の音や、昼間のオフィス街の雑踏。夜の謎めいた破裂音や、深夜の静けさなど、世界中で4分33秒を録音してシェアするものです。
静寂が聞けます。
もちろん、うるさい場合もあります。
イマジネーションが広がるじゃないですか。
誰しも、行ったことがないけれど、憧れている土地ってあると思います。
たとえば、インドのタージマハルの前って、どんな音がするんだろう。
年末年始のニューヨーク・ビッグアップルは、どんな声が聞こえるんだろう。
すぐには行動できなくとも、アプリで聞けたら、楽しいのではないでしょうか。
この4分33秒アプリが楽しいのは、自分でも音声を録音して、投稿することができるという点です。
自分も、静寂を投稿して、世界中のアプリユーザーを興奮させましょう!
このアプリは、ただたんに4分33秒を録音しただけなのに、とっても不思議なんです。
世界中でヒットしています。
自分だけの4分33秒を作って、世界中のアプリファンとシェアできるところが魅力です。
といっても、交流機能はいまのところ搭載されていません。
ただ、聞いて、ドキドキして、楽しむだけ。
至ってシンプルなアプリです。
この4分33秒という数字。
聞いたことがありませんか?
実は、この名前は、現代音楽家ジョン・ケージの代表作「4分33秒」から着想を得ているのです。
楽器を使わず、無音であること。
このジョン・ケージの楽曲(?)から、着想を得ています。
世界中の4分33秒で、差をつけよう!というわけです。
楽器は不要で、この静寂を曲にしたからこそ、世界中にインパクトを残したのです。
たしかに、ピアノもバイオリンも、すべて不要。
静寂こそが、現代に必要な音楽なのかもしれませんね。
そして、4分33秒アプリへ最初にログインして聞いていただきたいのが
ジョン・ケージのニューヨークのアパートで録音された、4分33秒。
とっても洒落てますね。
ニューヨークと聞くだけで、なにか特別な予感がするのは事実です。
実際、聞いてみると、とってもステキな4分33秒が聞けますよ。
それは、アプリを入れた人だけのお楽しみです。
自分だけの4分33秒を録音して、世界の人とシェアする。
それって、とっても楽しいことですね。
なにかお得になるようなアプリではありませんが、たまにはこうした時間を過ごすのも、とても有意義なものではないでしょうか。
今回は、4分33秒アプリのご紹介でした。