2018年はさまざまなアプリがバズりました。
その中でも、レシートを10円で買い取ってくれるアプリONEは、大きな話題となったので、ご存知の方もいるのではないでしょうか。
なぜレシートが10円に変わるのかは説明されていません。
しかし、レシートが価値を持つのは事実です。
なぜなら、消費行動がわかるので、データ分析や購買行動の分析に、企業がそのデータを欲しがるということは十分考えられます。
しかし、レシートは、領収書とは違って、確定申告では経費に使えません。
よって、悪いこと(強引な節税)には使えないのは事実です。
そのかわり、何に使うのか、ONEの目的があかされていないので、気になってしまうところです。
おそらくは、購買行動のリサーチだと思われるのですが、それでも購買行動をリサーチされるのが嫌だという人はやめましょう。
ただ、ONEは個人情報と紐ついていないので、レシートと、アプリの所有者であるなあたの情報がくっつくことはありません。
その点は、ある意味で匿名のデータだといえるでしょう。
ONEはネットでバズったので、批判も多いアプリです。
なぜなら、何に使われるかが一切未定だからです。
自分の持っている情報がお金に変わるとき、興味津々ながらも、なかなか警戒心をいだいてしまうのではないでしょうか。
これが、家計簿のアプリで、入力のインセンティブとして、アプリ会社から1枚10円支払われるのであれば、まだ根拠と説明があるので、理解されやすいのではないでしょうか。しかしONEはそうではなく、まったく説明がなく、謎めいているのです。
かまぼこ屋さんが提携をして、かまぼこの購入レシートがあれば1枚10円というキャンペーンをしているので、それなら理解できますね。
なかなかかまぼこを買うチャンスは毎日ではありませんが、10円のレシート買取になるのであれば、買ってみようかなと思う人もいるのではないでしょうか。
そうしてタイアップしながら、ONEはこれからも、アップデートを続けていく模様です。
ちょっと微妙なのが、東大生限定で学生証の写真を買い取るというものです。
学生証の情報があれば、下手したら借金ができてしまいますので、売る人はあまりいないと思われますが、それでも、これでまたONEは知名度を高めました。
ただし、情報量は200円と、あまり高くはありません。
もしかしたら、100人集めれば2万円になるので、人脈豊富な方はやるかもしれませんが、それでも、友達の縁を切られるリスクのほうが高くなってしまいます。
東大生との人脈は200円以上の価値があるはずですので、あまり堂々とはこのアプリを使いたくないのが心情です。
そうした賛否両論ありながらも、名刺や学生証といったデータの買取に力を入れていく模様です。