弁護士とは日常的に無縁だし、無縁に暮らしたいと思うものではないでしょうか。
しかし、交通事故、不慮のアクシデント、離婚など、思いがけないときに、困難はやってくるものです。
そんなとき、覚えておくと何かと便利なアプリが「べんとら」です。
といってもこの「べんとら」。弁護士さん向けのアプリなのです。
東京弁護士会がリリースしていて、弁護士が実務で、しかも外出先でちょっとした手数料計算や、逸失利益の計算を行うことができます。
東京弁護士会、すなわち東京都(の一部)で活動している弁護士さんなら、このアプリは会員メニューがありますので、そちらで使えます。
そして、非会員向けメニュー、すなわち、一般の生活者向けのメニューもあるのがべんとらの楽しいところです。
「弁護士虎の巻」だからべんとら。
といっても虎のマークは出てこず、虎の巻です。
弁護士会は会費がとても高いことは意外と知られていません。
そこで、弁護士会の会費を使って、こんなアプリを作ったのでしょうか。
一般の人向けにべんとらがありがたいのが、手数料計算すなわち印紙代の計算ができるという点です。
民事訴訟の申立について、印紙がかかりますが、その額を教えてくれるのです。ちなにみに、控訴審もでますので、敗訴したときも、まだまだ戦えるというわけです。
ほかにも、逸失利益の計算ができるので、なにかトラブルに巻き込まれて、仕事ができないぐらいのダメージを負ってしまったとき、損害賠償請求に使えます。
障害の慰謝料も算定できるので、弁護士に相談して時間を食うよりも、自分でさくっと概算をしてみるのはいかがでしょうか。
弁護士に相談するのは、大抵の場合、最初の1時間は無料です。
これはとてもありがたいサービスなので、最寄りの弁護士さんをみつけてなにかあったら、相談しましょう。
1時間無料といっても、事件が異なれば、おなじ弁護士さんでもまた1時間無料になるってしっていましたか?
そういうことなので、ぜひとも手軽に利用しましょう。
裁判は、一般の人には縁遠いものですが、意外と身の回りでたくさん起こっているものです。
だまされないために
ただ、相談料もバカになりませんので、ある程度の法律知識をつけて、自分で調べられるところは自分で調べる姿勢も大切なかと考えられます。
もちろん、丸投げでもいいのでしょうし、知ったかぶりは危険です。
しかし、何も知らないのであれば、その弁護士がちゃんとした法律家かどうかもわからなくなってしまいます。
最近、弁護士は増えて、日本は別に訴訟社会になっておらず、供給過多になっていますので、弁護士さんもいたずらに訴訟をさせることがあるかもしれません。
ないとは言い切れないのが現状です。
よって、自分自身で法律知識をつけるのに、べんとらはとても有効ではないだろうかと考えられるのです。