いざ、延長戦
こんにちは、ハチミツです。
シーズン4での2015年マスター座談会をみなさん覚えておいででしょうか?興味本位で開けたらありとあらゆる闇があふれ出し、しかし最後に「なんだかんだ楽しかった」というひとつきりの光が残った。2015年のFGOはだいたいそんなお話でした。
しかし記事2本分語ってなおまったく足りなかった先輩マスターたち。「今度こそ根こそぎ聞いてやる・・・・!」の決意を胸に続いたのが今回の延長戦です。
今回は2015年を超えて2016年いっぱい、すなわち1部完結人理修復までの思い出を中心にインタビューしました。なので第1部をクリアしていない、いや、2部に突入していないマスターにはネタバレとなる内容もあるでしょう。お気をつけください。
もう一度いいます。お気をつけください。
このころには筆者自身もFGOを遊んでいたので、インタビュー半分、体験談半分となります。2015年では素材やらガチャやら端末やら、お世辞にもまともなゲームとは呼びづらかったFGOは2016年を迎えてどう変わっていったのか?これ以上闇は見たくないがどうなるか?
そんな気持ちでどうぞ。
ディスコード某所。1月13日19時。
前回から引き続きの先輩だったり硝煙のにおいをかぎとった新たな先輩もしくは同輩だったり、そろいもそろった22名。
「前回は2時間だったので物足りなかったろうが、今回はなんと3時間予約制なので足りるであろうフェッフェッフェ」
そんな筆者の思惑を「いや足りねーけど」目で見てくるマスターをしり目に、最初の話題ガチャ。
『セイバーウォーズ』
今ではすっかり有名なサーヴァント・ユニヴァースシリーズの第一弾。2016年最初のシナリオイベントですね。筆者は2018年の復刻イベントに参加していたとはいえ、やはり当時の空気は知りません。はたして当時のマスターはどんな攻略を
※右下にご注目ください。
お題がセイバーウォーズとなった瞬間こちらの画像をお出ししたのは緑衣のアーチャーを極めたマスターことロイストさん。
西に高HPランサーがいれば相性の差を祈りの木でふきとばし、東にHP666万ゴーストがいれば祈りの木で成仏させる。いまではチャレンジするマスターも増えてきた、いわゆるこだわりプレイを初期FGOでおこなっていた強者マスターです。ちなみにこのスカサハのHPは95万ですって。え?
とはいえ不可能な話ではありません。なにせセイバーウォーズはFGOではじめてイベント特攻を導入した歴史的なイベントでした。腋を見せつけてくるセイバーリリィ礼装や柱の影からえっちゃんが見つめてそうな礼装をがっつり用意すれば計算上は可能なプレイングです。やろうとは思わない。
ちなみに特攻は概念礼装だけでなく、特定のサーヴァントにも存在していました。セイバーウォーズだけにセイバークラスの攻撃力が大幅に上がったのです。まあ当時のセイバーは12騎しかいなかったんですけどね(☆5含む)。
2016年1月当時、とあるマスターくくろさんのセイバー所有状況は
このとおり、縁に恵まれなければ特攻をフル活用するのはきびしかったようです。
「単体術がメディアしかいなかったので実質セイバーだった」
「単体宝具のセイバー求めてカエサルを育てたり、沖田さんをフレンドから借りたり」
「アルトベーダー(槍・HP333万)も祈りの弓チャレンジしたけど、どうしても90万けずりきれなかった」
このように特攻にかこつけて盛大にインフレしたイベントにひいひい言ってたマスターたちですが、そんな彼らにさらなる試練がおそりかかります。
2016年5月に襲来した”それ”を、ある人はこう語ります。FGOでもっとも過酷な戦いであったと。
鬼哭酔夢魔京 羅生門こと、羅生門イベントです。
いまではすっかり鬼きゅあの一員として大人気の茨木ちゃんがボスとして登場し、レイドボスをはじめて導入した本イベント。
最高難易度である鬼ごろし級ではHP600万、1万ダメージをたたきだすヤクザキック、強化解除単体宝具はもちろん据え置きなどなど盛りだくさん。
ブレイクゲージがないなら大したことないと思いましたか?ご安心ください。マーリンもスカディも始皇帝もジュナオもいない時代です。
「羅生門でFGOのバトルシステム理解度が広まった」
「オダチェンバフ盛りが出てきたり、ターゲット集中の偉大さを思い知った」
「羅生門きっかけでスキル上げした人もきっと少なくない」
「フレ孔明を探すイベントだった」
「マフィア梶田ですら『二度とやらないでほしい』と言っていた」
当時は阿鼻叫喚とスパークスライナーハイが入り混じったイベントでしたが、「6章ガウェインを乗り越えられたのは茨木ちゃんのおかげ」「羅生門がなかったらFGOをなんとなくでプレイしてた」「羅生門ブートキャンプ」と後に評価されたりもしましたね。
セイバーウォーズと羅生門。2016年に開催された特攻前提イベントは、2015年とは別ベクトルに過酷だったのでした。
※備考※
ちなみに羅生門の直後に開催した「星の三蔵ちゃん、天竺に行く」(通称:天竺イベント)では、周回に二度手間を要求するイベントシステムや告知の不手際などから多くのマスターから反感を買いました。
鬼畜難易度を極めた羅生門の直後にまたもやキツいイベントを開催したため、一時期「FGOはもう本当にだめかもしれない」などの噂が真実味をもって流れたりもしました。杞憂でよかった。
2016年のイベントで盛りあがったマスターたちは、イベントに付き物の限定概念礼装の話を始めだします。
合間に課金エラー福袋やネロ・クラウディウスリセマラ勢の存在といった小話をはさみつつ、話題はやがて概念礼装そのものへとシフトしていきます。
「2015年産の礼装はおかしいのがたくさんある」
「やっぱり礼装インフレって2015年が最盛期でしたよね…」
「まあこう見るとインフレ速度意外と遅いなってなる」
カレイドスコープ、黒の聖杯、ぐだぐだ看板娘。これらの第一線の礼装は2015年に実装されたものです。ほかにも☆5上位互換が登場しないことがすべてを物語っている鋼の鍛錬、逆に上位互換が出ても愛用プレイヤーが多いハロウィン・プチデビルも、環境が定まっていない初期だからこそ生まれた、いわゆる「おかしい礼装」でしょう。
もちろん2016年にもNP50%&攻撃力15%アップの汎用性最強ゴールデン相撲やコスト3でHPを2016上昇させるお正月配布礼装ハッピー×3・オーダーなどなど、2020年でも第一線を張るオバケ礼装が盛りだくさんです。
一方、逆の意味で「どうしてこんな性能で実装したんだ」な意味でのおかしい礼装もありました。
「紅蓮なり影の国(セイバーウォーズガチャ★5礼装)の価値の薄さよ」
「空の境界コラボの礼装は落差がはげしかった」
「老成の翁・・・・」
どちらの礼装もイラストは文句なくすばらしいものの、かたやターン経過で追加ダメージ上昇(最高で+1000)かたやどんなに上げても意味がない時は意味がない即死耐性アップ、とどう頭をひねっても扱いづらい礼装がちらほら。
このふたつほど極端ではないにしろ、性能を抑え気味な礼装がいくつか登場したのが2016年でした。
「インフレが激しすぎなかったのはFGOから離れなかった要因のひとつ」と語ってくれたマスターもこの場にはいました。過酷なインフレはついていける人には楽しいですが、振り落とされる側にはたまったものではありません。
そんなこんなで2016年の概念礼装について盛りあがっていたディスコード某所。
だれかが、コメントとともに礼装の画像を投稿しました。
「いろんな意味で辛い礼装」
2016年のお正月に登場した、思い出の概念礼装を。
「ぎゃっ」
「うっっっ」
「やめろーーーーーーー!!!!!」
「;;;;」
「毒ガス兵器やめろ」
「人の心がないのか?」
「ううううう」
「ワイン(ぶどうジュース)」
「ごふっ」
「イベント満喫してて本当によかったね・・・・」
「もう両方いない」
ゲーム性能は抑え気味でも思い出性能はフルスロットル。
それが2016年に登場した概念礼装の特徴、だったのかもしれません。
「礼装ってうかつに見るもんじゃないな・・・・」
絞りだしたようなコメントをだれもが胸に刻みつつ。筆者は脱線しすぎた話題を修正すべく話題ガチャを回すのでした。
みなさんにお知らせがあります。
前回の事情聴取会をご存じの方ならおわかりかと思いますが、ここまでで半分です。
どうせだから2016年の話もしたいマスターたちの乱痴気騒ぎ。次回、後半戦へとつづきます。前シーズンからまたいで計4回となった振り返り企画。そのフィナーレまで、ぜひお付き合いください。
それでは今回はこのへんで。
ちなみに最後に出てきた遺影礼装「カルデア・アニバーサリー」は2017年実装の概念礼装です。どうして2016年の会で登場したのか。
それはきっと、マスターたちが2020年も抱いている彼らへの想いが結実した奇跡なワケねえだろ。ではまた。
参加者一覧(敬称略・順不同)
subaru
ブルータス
蚊帳の外
三原クロウ
levelup02
加湿器
リエンド
senasaaaaaan
ロイスト
ずんだ餅
ささき
カルキ
エルシエル
キジヤ
トリニティ
モグフォイ
フヒト
レイ10
くくろ
八条
瑞光
匿名希望1名
Writer:ハチミツ
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