こんにちは、まぐですhttps://twitter.com/magu_writer。Webライターになる前は、ど田舎にある新聞社で校閲として働いていました。社員とパートを合わせて約40人ほどで、バスが3時間に1本あるかないかの町では「大手企業」という認識でした。
新聞社に入る前は居酒屋やラーメン屋のアルバイトなんかもしていたんですが、ハローワークでたまたま新聞社の求人を見つけたんです。
・週休1日
・基本給13万~14万
・勤務時間9時~17時
・年齢不問・通勤手当あり・賞与年1回
確かこんな感じの求人でした。東京でバリバリ働いている人なら地雷求人と呼ばれるくらいの給料の低さだと思います。でも、田舎ではこの求人はすごくよさげな求人として、なんと20人もの人が応募しました。
田舎での「いい職」とは
「いい職」の定義って人それぞれだと思います。給料が安くても自分の好きな仕事ができて幸せならその人にとってそれは「いい職」だし、めちゃめちゃ給料が高いけどストレスでハゲ散らかしてしまうようならそれはその人にとって「いい職ではない」。
じゃあ、田舎での「いい職」とは?田舎の場合は「いい職」の定義はわりとはっきりしています。
女性の場合、給料が12万を切らなければ「いい職」と言えてしまうんです。手取りで10万もらえてたら、それは「いい職」です。好きなものは買えないけど、たまの贅沢として隣町のイオンで2,000円以下でそれなりに見える服を買いサーティーワンの日には奮発してアイスのダブルなんかもたべれちゃったりして。
新卒の男性の場合は手取りで15万ほどもらえていたら「いい職」といえるでしょう。そこそこパチンコに行けて2週間に1回はスナックへ飲みに行けます。型落ちしたセルシオかクラウンにも乗れますしね。
こうみたら、私の働いていた新聞社の求人に応募が殺到するのがわかる気がしませんか?田舎で最低でも手取り10万の給料がほしいとなったら毎日ハローワークに通い、新着の求人に目を光らせいち早く応募するか(受かるとは言ってない)、どっかの社長に気に入られてコネ入社するくらいしか「いい職」には就けないのです。
田舎での職探しは簡単そうに見えてとても弱肉強食の世界なのです。
田舎、怖くないですか?
Writer:magu_writer