2020年、あけましておめでとうございます。
この連載も、もう1年が経過しました。今日は、新年の抱負としておすすめな、「やらないことリスト」をご紹介しようと思います。
その名の通り、これまでやっていたことをやめる=やらないことリスト、となります。毎年毎年、新年には誓いを立てると思います。しかし、1月の終わりになったらどうですか? もう誓いなど忘れて、日常に飲み込まれているのではないでしょうか。 私などそうで、年あけ10日で忘れてしまいます。
ところがやらないことリストの効果は抜群です。キリスト教に十戒というものがありますが、あれも多くが生活面における「禁止」を提案しています。~なかれ、というステートメントで日常を制限しているのです。これによって、キリスト教は広がったのではないかと考えています。
さて、そんなギリギリ危険な文章を入れたところで、さっそくやらないことリストをみていきたいと思います。
●電気をつけたまま寝ない
●プライベート時間を犠牲にしてまで、人に尽くさない
このふたつです。
1つ目は、電気をつけっぱなしで寝ると、翌朝の疲れが異様になります。ずっと疲れが残っているので、寝室は真っ暗にしなければなりません。
2つ目は、もう一つの疲れの原因。疲れてくると判断力が鈍ってろくな結果が出ません。たとえば、囚人の面談を通して、ランチタイムの直後がいちばん仮釈放される可能性が高いという論文があるのです。
その論文によると、仮釈放の審査という非常にナイーブな判断をするときは、疲れてくると自然に「疲れていないときに判断しよう」と先送りになってしまうのです。よって、囚人は仮釈放を受けるにあたって、午後いちばんに面談を受けた人がもっとも仮釈放の可能性が高まるのです。同じ審査を受けていながら、審査官のコンディションに左右される現実があるという話でした。
つまり、過剰な疲れはよくありません。私は年がら年中疲れています。原因として、人様の意見を聞くと、相手が好きとか嫌いとかの感情を超えて、相手の気持ちがわーっと心に入ってくるのです。だから、人との関わりはとても疲れてしまいます。
こうした自分の特徴をよく観察して、理想のライフスタイルを実現していきたいですね。今回は、やらないことリストの紹介と、仮釈放の可能性を示唆した論文についてでした。
参考文献:ザ・ガーディアン紙より
https://www.theguardian.com/law/2011/apr/11/judges-lenient-break
Writer:namonakiwriter
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