TVBrosばっかり読んでた頃の話

こんにちは。

名もなきライターです。

 

みなさんはテレビを好きですか? どのぐらい見ますか? 私は1日何時間もテレビと掲示板を見続けていた頃があります。今回は、そのときの話を書いてみようと思います。

 

今から10年前の2010年頃、私は無職でした。なぜ無職だったのかは別の機会に譲るとして、ひとり暮らしで誰とも関わらず、暮らしていました。そこで、やっていたことはふたつ。

 

・ウォーキングとトレーニング

110時間のテレビ視聴

 

お金は全然なかったです。家賃もあるし、貯金では全然足りないと。毎日支度をしてウォーキングとトレーニングに燃えていました。道を歩くのは無料ですし、トレーニングは公営の施設なので100円ぐらいでした。

 

テレビに時間投入

 

テレビ視聴の方は、結構ハマっていました。東京に出てきてからしばらく、テレビを見ている暇がありませんでした。会社と学校で帰りが遅かったからです。しかし、いざ働くのをやめてテレビをみてみると、それはそれは、番組が面白いのです。毎日、深夜のバラエティを視聴して、のめり込んでいました。

 

その頃、テレビ雑誌の『TVBros』を買うのだけが楽しみでした。ギリギリの生活をしていたので、唯一の楽しみです。コンビニには、たくさんのテレビ雑誌が並んでいます。いろいろな雑誌を買って比較してみました。その中で、TVBrosがダントツで読み応えがあるのです。

 

テレビ雑誌は、差別化が難しいですよね。番組はどれも同じだし、タレントへのインタビューだって雑誌によってそれほど大きな差はでないことでしょう。よって、TVBrosの何が優れていたかというとコラム欄です。

 

毎日、床に寝っ転がって、買ってきたTVBrosのテレビ欄に丸をつけるのが楽しみでした。当時は録画機能のついたテレビを持っておらず、深夜番組を見ようと思ったら、夜ふかししなければならないのです。しかし、仕事にいっていない私は平気でした。毎晩、遅くまで起きて深夜番組を見て、朝になったらトレーニングへ。そんな生活でした。

 

2ちゃんねるもめちゃくちゃ見ていました。特にお気に入りだったのが芸能掲示板です。芸能人ごとにスレッドが立ち、そこであーでもないこーでもないと話し合って、それでも足りないので、2ch専用ブラウザをパソコンにインストールし、次の投稿が出るのをリロードしまくっていました。投稿される芸能人ネタと、それへのツッコミが面白くて面白くて、毎日夢中になって読んでいました。

 

立ち直るのが大変だった

 

そんな生活をしていたぐらいですから、再就職は大変でした。幸い、体力的にはパワーアップしていたのでデスクワークぐらいは余裕でしたが、生活リズム、ストレスコントロール、人付き合い、プライベートな時間不足…。

 

結局、私は病気になり、勤めは諦めて、ライターとして独り立ちしました。最初に書いたのが、今はなきチケットキャンプのコラム案件です。無記名のコラムでありながら、私はTVBrosみたいに面白い記事を書けるよう、毎日必死で頭を働かせました。

 

その後は、ニュースのライターになりました。ネット(2ch)のみんなに楽しんでもらえるよう、面白い出来事をピックし、ちょっとひねった文章を納品して、編集さんの目をかいくぐって、笑いをお届けできるよう頑張りました。

 

そんなことをしているうちに、仕事が増え、なんとかよたよたと生活が成り立つようになったという話です。TVBrosのコラムは永遠に私の想定ライバルです。これからも頑張っていきますよ。

 

 

 

2020-03-23 07:03:48

Writer:namonakiwriter

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