インターネットでは死ぬことがあります。つまりアカウント削除に追い込まれたり、自分から削除してしまったりすることです。基本的に何度でも生き返ることができるのがネットの特徴。
ただ最近はTwitterのフォロワー数を増やそうという流れもありますから、せっかく増やしたアカウントを削除してしまうのはもったいないと思ってしまいますよね。ではネットで死なない技術はどのようなものでしょうか。
情報発信を生業にしながら、炎上して退場する人がいます。バランスを崩したとき、炎上が起こります。もしくは、特定の部分だけ価値観が非常に歪んでいるとか、そういったときにねじれが起こって、社会通念に反した投稿をしてしまうのです。
フォロワー数がある程度多いのは、それは自分の投稿が世間の支持を受け、興味深いものであり、またそこそこ常識にのっとったコンテンツを配信しているという証拠になります。また、SNSなどでは、虚空にむかってひとりでつぶやいていたのものが、フォロワーとの応答感を楽しむことができ、ますます楽しさが加速することでしょう。友達ができればなおさらです。
ただし炎上を起こしてしまってボコボコにされるとフォロワーが一気に敵と化す場合があります。友達だと思っていた人たちが次々裏切り、批判のショックと裏切りのショックで、何倍も傷ついてしまうこととなるのです。
インターネットでボコボコにやられる人の特徴として、弱いものを叩いた人がターゲットになりがちです。炎上は決して褒められたものではありませんが、自浄作用が働くので、弱者が自動的に守られ、理不尽に強いものが叩かれる仕組みになっているのです。
これはある種の市場原理であって、マーケット・メカニズムとも呼ばれるものです。これは誰かが意図して行っているわけではなく、自動的にメカニズムとしてそうなるのです。そこが、市場原理の興味深い点であり、同時に頼れる面でもあるのです。
ネットではとくにセクハラ・パワハラなどのハラスメントや、リアル社会では見逃されがちないじめや権力関係に対してピリピリしがちです。自分の気が付かないうちにハラッサーの側になってしまうこともあるのです。
いつの間にか権力を持ってしまっていないか、自分のポジションの変化に気を配る必要があります。ツイッター・フォロワーが5,000人もいるのに、フォロワーが10人の人を議論でとっちめたら、それはまわりからみたら、ソーシャルいじめに見える可能性はなくもありません。
いまは実名でインターネットをするブームのようなものが来ています。しかし、実名で情報発信することはある種のリスクもあります。ネットから退場してしまい、さらに悪名をネット上に刻んでしまうと、自分自身のブランド力に響きます。
もちろん世の中、大変な失態を犯しても復活して元気にやっている人や企業はありますが、相当な努力が成功には必要です。誰しもマイナスからスタートはしたくないですよね。それならまずはネット上で死なないようにしましょう。
インターネットから退場する、退場させられるリスクを避けましょう。できる限り品行方正と無謀のギリギリのラインで、常識をわすれないようにしてください。そのためにはリアル社会での人とのコミュニケーションやマナーも大切です。
実名ネットはある意味でリアル社会よりもシビアにマナーが問われます。不特定多数に見られても恥ずかしくないふるまいをみにつけましょう。
Writer:namonakiwriter
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