役所の窓口で、職員に好感を持つことは少ないですよね。
税務署も例外ではありません。
元税務署に在籍した身としては、3割くらいはヤバイ職員の可能性があります。
ヤバイ職員の特徴は、職員本人が横柄な対応をしている認識が無いこと。
窓口対応の職員は変更できませんが、出会った瞬間にヤバイと察知できる方法をご紹介します。
税務署が相談対応するときは、必ず職員名を名乗ります。
なぜなら、職員名を名乗らないだけで苦情に発展することが多いからです。
電話相談でも面接相談でも同じです。
7割の職員は部署名と職員名を名乗りますが、残りの3割の職員は自分の名前を名乗りません。
名乗りたくない理由はシンプルで、相談でのトラブルの責任を負いたくないから。
電話であれば、名前を聞く人はほとんどいません。
面接であれば、名札を凝視することはしません。
職員の対応が悪く税務署に苦情を言おうとしても、名前を知らなければ、相談対応した職員を断定できません。
ダメな職員は、その場しのぎで仕事をしているます。
タメ口を親しみやすさを勘違いしている、職員は危険です。
営業マンが、タメ口で話してきたらどうでしょうか。
イラッとしますよね。
本人は親しみやすさを考えて、タメ口にしているかも知れません。
ただ、タメ口と敬語では苦情になる比率が全く違います。
タメ口で話しただけで苦情になることは普通にあります。
しかし、私は職員として1万回以上相談対応しましたが、敬語を使って苦情になったことは1度もありませんでした。
タメ口で話すことで、苦情になると予見できないのが問題です。
大丈夫だろうとの感覚が、相談対応にも現れますので、職員が回答した内容が間違っていることもあります。
接客の常識ですが、挨拶をしない職員は実在します。
たったこれだけです。
挨拶は基本中の基本。
しかし、それができないのがダメな職員です。
税務署では、相談対応専門の職員はいません。
相談対応する職員は、他の仕事を兼務して応対しています。
仕事の途中で相談対応しなければいけない気持ちが、言葉や表情に現れてしまいます。
もっとも、面接を受ける納税者にとっては関係のない話ですが…
ダメな職員にしっかりと対応してもらうためには、最初にメモを取ることを宣言しましょう。
メモを取ることは普通ですが、日時や対応した職員を記録として残すことがポイントです。
対応した職員が名乗らなかった場合、「相談内容を残したいのでお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか」と聞くだけで態度は変わります。
なぜなら、苦情に発展した場合、自分が非難を浴びるのが明確になるからです。
対応が悪い職員が窓口業務を担当するのかは、また別の機会に。
参考にならない程度のご参考に…
Writer:矢駒(ヤコマ)元税務署ブロガー兼ライター
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